初めての経験そして恐怖感

1月11日  木曜日  (夫は糖尿病 2型 患者)
 下記の観光を終わってホテルに入ったのが、午後3時すぎだった。その夜の7時に始まる、カルナック神殿で上映されているサウンド&ライトショーをオプションで申し込んでいたので、夫は、部屋へ入るなり6時まで寝ると言ってベットに横になった。
 
その間、私は、シャツを何枚か洗濯したりして、1時間あまり過ぎた頃だっただろうか。夫が起き上がって立ち上がったが、ふら付いているので夫の体をささえた。眼がすわっていて様子がおかしい。夜のショーはキャンセルした方が良いのではないかというと、大丈夫だと聞かない。夫は、我慢強い性格と多少の頑固さをもった人。約束したことをキャンセルすることを嫌うというところもある。

ろれつが回らない感じがあり、なんだか変なので、夫の行くという言葉を無視して、ツアーの添乗員の部屋へ、キャンセルする為に電話を入れたがいない。(彼は、カイロで乗せたはずの荷物が届かなかった他のお客の為、街へ買い物に連れて行っていたということが後で分かった)夫が、再びベットから起き上がって、歩こうとしてフロアーに倒れてしまった。以前より10kg余り痩せたとはいえ、私ひとりではベットへ寝かせてあげることができない。

夜のショーのキャンセルをする、しないはどうでもいい・・と思った。  

気が焦っていた。「夫がすごく具合が悪いので、救急車を呼んで欲しい」とレセプションに電話をした。私が夫の頭に枕を当てた時、夫は自分の手を私の顔近くに近づけてきた。それは、ふざけているようだった。(本人は記憶にない)私は涙が溢れそうだった。。電話のベルが鳴った。「どんな、様子だ」と聞いてきた。。「とにかく、早く来て!!」と叫ぶ。「ホテルに常駐しているドクターがいるので、参ります」と言った。

夫が、唾を出すのをテッシュで取り除きながら、頭を横にした状態でドクターが来るのを待つ。10分、15分、、、遅すぎる。
夫の頭の血管が切れたのでは・・と思ったので、もし、そうなら、ある時間内で手術すれば助かるものを、こんなに待たされては助からないのではないか!私の体が震えている。。昏睡状態に入ってしまうのではなか・・夫をひとり残して部屋を、離れるのは怖かったが、じっとしていられない。

 フロント・デスクで、買出しから戻ったばかりのガイドと添乗員に合えた。様子を話しながら部屋に来てもらった。鍵をかけないでおいた部屋には、ドクターが着たばかりだった。ここからは添乗員のKさんが、事細かに英語で説明してくださった。Kさんは、私が混乱状態でいることを素早く読み取って、機敏にいろいろやりながら、私にも朗らかな声で話しながら元気付けてまでくれる。 低血糖との診断にて、砂糖水を250㏄とマンゴー・ジョースを何かとミックスした物200ccをゆっくり飲ませてくれた。嚥下困難気味で飲みにくそう。その合い間にエジプト人のドクターは、英語で夫に質問をした。夫は、しゃべり方は普通ではないが、英語でちゃんと答えているので、意識が戻ってきたと安心していたが、後で本人に聞くと記憶にないということだった。

30分後くらいして、徐々に回復の兆しがみえてきた。血糖値を計ったら74だった。160~110が正常値なので、倒れた時はかなり低かったと考えられる。低血糖になると、体が、硬直した状態になり、言葉がしゃべれない、嚥下困難、昏睡状態になるということを始めて知った次第。夕食は、ビィフェ・スタイルだったので、レストランへ行き、夫が好きな物を選んで部屋へ運んでもらったが、夫は手も付けず寝てしまった。私は、夫の体温の下がった体が元に戻ったかを確かめる為に手をさわってみた。あったかい!ホッとしては寝、またさわってみるということを夜中に二度程した。
 朝5時までぐっすり寝た夫は、元気を取り戻していた。 朝食は、空腹の夫の為に6時にレストランに行った。
(ルクソールの夜明け前の写真)
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こんなに綺麗な景色をふたりで見ることができたことに感謝した。その後の旅行のスケジュールをこなし、バンコクへ戻った。Kさんは、帰りの機内食を糖尿病食に変えてくださっていた。

 夫は、家へ帰ったその日のうちに、Kさんにお礼のメールを送くった。翌々日は、私と一緒に、掛かりつけのドクターにアポを取って受診して報告し、病名と服用薬を書いたものを携帯させたいので作成してくれるようにお願いした。
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by krung_theep | 2007-01-11 03:53 | 旅行  

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